ASMAXのインカムを調べてみたら、F1・F1 Pro・Z1・S1・S2と種類が多くて「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまった方も多いのではないでしょうか。
価格も機能もモデルごとに少しずつ違うので、スペック表だけを見比べても自分に合う一台を選ぶのはなかなか難しいですよね。
この記事では、ASMAXの各モデルを公式情報やレビューを参考に、通信距離・人数、音質、バッテリー、重量やマウント方式、価格といった軸で整理しながら、どんな使い方をする人にどのモデルが向いているのかを一緒に見ていきます。
【比較表】F1 Pro・F1・Z1・S1・S2のスペック早見表
まずは5モデルの主なスペックを一覧で見比べてみましょう。細かい数値の違いよりも「どこが自分の使い方に効いてくるか」を意識しながら眺めると分かりやすいですよ。
それぞれの項目が何を意味するのか、選び方のポイントは次の見出し以降で詳しく説明していきます。ここではまず、全体像をつかんでみてください。
| モデル | 通信距離 | 同時接続人数 | スピーカー | バッテリー容量 | 連続通話時間 | フル充電時間 | 重量 | マウント方式 | 防水性能 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| F1 Pro | 500m〜最大3km | 最大10人 | 45mm | 1350mAh | 約14〜15時間 | 約60分 | 約50g | マグネット式 | IPX7 |
| F1 | 最大3km | 最大10人 | 40mm | 1250mAh | 約13時間 | 約50分 | 約50g | マグネット式 | IP67 |
| Z1 | メッシュ通信対応 | 最大10人 | 40mm | 1050mAhとされる | 公表情報のみ | 約42分 | 約45g | マグネット式 | IP67 |
| S2 | 約2km | 最大8人 | 40mm | 980mAhとされる | 約10〜13時間 | 約60分 | 約41g | ロック式/バッククリップ式 | IPX7 |
| S1 | 公表情報のみ | 最大8人 | 40mm | 公表情報のみ | 公表情報のみ | 公表情報のみ | 公表情報のみ | ロック式/バッククリップ式 | IPX6相当とされる |
ワンポイント
Z1とS1は販売ページによって数値の記載にばらつきがあり、一部は公式スペックシートでの確認ができていません。購入前には最新の販売ページで数値を確認しておくと安心です。(比較表からAmazon販売ページへ飛べます)
通信距離・同時接続人数で選ぶなら?大人数ツーリング向けはどれ
グループでのツーリングを想定しているなら、まず見るべきなのは通信距離と同時接続人数です。ソロや2人乗りが中心なら、S1やS2の性能でも十分満足できるはずですよ。
一方で4人以上のグループで走ることが多いなら、F1やF1 Proのようにメッシュ通信で最大10人まで対応できるモデルが安心です。ここからは、通信距離や人数を見るときに勘違いしやすいポイントを整理していきます。
メッシュ通信は「距離無制限」ではない
「メッシュ通信」と聞くと、何人でもどこまでも会話できるようなイメージを持つ方もいるかもしれません。ですが実際は、各インカムが中継役になりながら通信をつなぐ仕組みなので、距離が離れるほど音質が落ちたり、途切れやすくなったりします。
F1やF1 Proは公表値で最大3km程度の通信距離とされていますが、これは見通しの良い直線道路での目安です。街中やカーブが多い峠道では、これより短い距離で通信が不安定になることも珍しくありません。
CloudTalkモードとメッシュ通信の違い
もうひとつ混同しやすいのが「CloudTalkモード」です。これはメッシュ通信の仲間ではなく、スマートフォンの4G・5G回線を経由して通話する、まったく別の仕組みです。
CloudTalkモードなら理論上は距離を気にせず最大50人まで通話できますが、その分スマホの通信環境やパケット消費に影響される点は覚えておきたいところです。近距離のグループならメッシュ通信、遠く離れた仲間とも話したいならCloudTalkモード、というふうに使い分けるとイメージしやすいですよ。
タンデムなど至近距離では音声遅延が出ることがある
意外と見落とされがちなのが、タンデム(二人乗り)のように距離が近い相手との会話です。メッシュ通信の特性上、0.3〜1.0秒程度の音声遅延が発生し、エコーのような違和感を覚えることがあります。
タンデムなどごく近い距離で会話することが多い場合、メッシュ通信特有の遅延が気になることがあります。至近距離での使用がメインなら、購入前にこの点を踏まえておくと安心です。
大人数でのメッシュ通信をコストを抑えて実現したいなら、最大10人接続に対応しつつバッテリー容量も大きいF1が候補になります。
ASMAX F1
✅ Amazonでチェックする|✅ 楽天でチェックする
同じ価格帯で他ブランドのメッシュ通信インカムも比較してみたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
音質にこだわるならF1 Proが有利?チップ構成とスピーカーの違い
ツーリング中の会話や音楽を快適に楽しみたいなら、チップ構成とスピーカーの性能に注目してみてください。ここに差があるモデルほど、走行中でも聞き取りやすく、音楽と通話の切り替えもスムーズになります。
F1 Pro・F1・S2はいずれもデュアルチップ構成を採用しており、Bluetoothでの通話とメッシュ通信を同時に処理できます。これにより、音楽を聴きながら仲間との会話にもすぐ反応できるという、いわゆる「ながら通話」がスムーズにできる仕組みです。
その中でもF1 Proは、自社開発の45mmスピーカーを搭載し、Bongiovi Acoustic Labsによる音響チューニングが施されています。40mmスピーカーの他モデルと比べると、高速走行中の風切り音やエンジン音の中でも音の輪郭がはっきりしやすく、音質を重視するなら候補の筆頭になるモデルです。
もちろん、F1やZ1、S2に搭載されている40mmスピーカーも決して非力ではなく、ENC(環境ノイズキャンセル)による風切り音・エンジン音の抑制機能は全モデル共通です。「会話が聞き取れれば十分」というライトな使い方なら、40mmスピーカー搭載モデルでも不満は出にくいはずです。
音質と利便性の両方を妥協したくない方には、マウント脱着で自動電源ON/OFFが切り替わる機能も備えたF1 Proが向いています。
ASMAX F1 Pro
✅ Amazonでチェックする|✅ 楽天でチェックする
バッテリー・充電速度で選ぶなら?長時間ツーリング向けの目安
1日がかりのロングツーリングを予定しているなら、バッテリー容量と充電スピードも見逃せないポイントです。容量が大きいほど安心感はありますが、実際の持ち時間は使い方によって変わってくる点も押さえておきたいところです。
バッテリー容量で比較すると、F1 Proが1350mAhと最も大きく、次いでF1が1250mAh、Z1が1050mAhとされ、S2は980mAhとされています。連続通話時間の目安も、F1 Proが約14〜15時間、F1が約13時間、S2が約10〜13時間と、容量の差がそのまま反映される形になっています。
連続通話時間はあくまで目安
ここで注意したいのが、公表されている連続通話時間はあくまで一定の条件下での目安だという点です。音楽を再生しながら使ったり、会話の頻度が多かったりすると、実際の持ち時間はカタログ値より短くなることがあります。
逆に、休憩中は電源をこまめに切っておくなど使い方を工夫すれば、公表値に近い時間、あるいはそれ以上使えることもあります。数値はあくまで「目安」として捉え、自分の使い方に置き換えて考えるのがおすすめです。
充電の速さで見ると、F1 Proは10分の充電で約3時間の通話が可能な急速充電に対応しており、フル充電までは約60分です。F1はフル充電まで約50分、Z1はさらに短い約42分となっており、いずれのモデルも急速充電に対応しているため、休憩の合間に手早く充電したい方でも扱いやすくなっています。

1日中走り回るロングツーリングが多いなら、バッテリー容量が大きく急速充電にも対応したF1 Proや、容量とコストのバランスが良いF1を選んでおくと、充電切れの不安を減らしやすいでしょう。
重量・マウント方式・防水性能の違いは?
長時間ヘルメットをかぶって走ることを考えると、重量とマウント方式も意外と体感に響いてくるポイントです。数十gの違いでも、首や肩への負担として感じる方は少なくありません。
重量で比較すると、S2が約41gと最も軽く、次いでZ1が約45gとされ、F1・F1 Proは約50gとなっています。数値だけ見ると差は小さく思えるかもしれませんが、片側だけに重さが加わるヘルメット装着では、この差が走行中の疲れやすさにつながることもあります。
マグネット式マウントの自動電源ON/OFFはF1 Pro限定
F1・F1 Pro・Z1はマグネット式(磁気吸着)マウントを採用しており、カチッとはめ込むだけで装着できる手軽さが共通の特徴です。一方、S1・S2やEVA Rモデルの一部は、ロック式やバッククリップ式のマウントを採用しています。
ここで混同しやすいのが、マウントの脱着に合わせて自動的に電源がON/OFFになる機能です。これはF1 Pro固有の機能で、F1やZ1のマグネット式マウントには搭載されていません。マウントを外したら電源を切り忘れないよう自分で操作する必要がある、という点は覚えておきましょう。
防水性能については、F1 ProとS2がIPX7準拠、F1とZ1がIP67、S1がIPX6相当とされています。IPX7・IP67はいずれも一時的な水没にも耐えられる水準とされており、通常の雨天走行であればどのモデルでも大きな問題は起きにくいでしょう。
装着感の軽さを重視するなら最軽量クラスのS2やZ1、脱着の手軽さと自動電源機能まで求めるならF1 Proが選択肢になります。軽さやコストパフォーマンスを重視して他ブランドも比較してみたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
価格を抑えたいならS1とS2どちらがおすすめ?
できるだけコストを抑えてインカムデビューしたい方にとって、S1とS2のどちらを選ぶかは悩ましいポイントではないでしょうか。両モデルとも機能を絞ったコスト重視のラインですが、性能には無視できない差があります。
S1は同時接続8人までのメッシュ通信に対応しつつ、FMラジオなどの基本機能を備えたシンプルなモデルです。ソロツーリングや少人数での利用がメインで、必要な機能だけあれば十分という方に向いています。
一方のS2は、S1をベースに通信距離と音質を強化した後発モデルとされ、約2kmの通信距離やデュアルチップによる「ながら通話」に対応しています。重量も約41gとS1より軽量とされ、初めてインカムを購入する初心者にも扱いやすい設計になっています。
「型番が新しい方が上位モデル」と思われがちですが、S2はF1やZ1より後発とはいえ、位置づけとしてはエントリー〜ミドルクラスにあたります。価格差に見合う機能差があるかどうかで選ぶのがポイントで、通信距離や音質の向上を求めるならS2、とにかく価格を抑えたいならS1、という基準で考えると選びやすいでしょう。
初めてのインカムで失敗したくないという方には、軽さとサポート体制の分かりやすさを備えたS2がバランスの良い選択肢です。
ASMAX S1
✅ Amazonでチェックする|✅ 楽天でチェックする
ASMAX S2
同価格帯で他ブランドの選択肢も比較しておきたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
結論:ASMAXインカムはどれを選ぶべき?用途別のおすすめモデル
ここまで通信距離や音質、バッテリー、重量、価格とさまざまな軸で比較してきましたが、迷ったときは「一緒に走る人数」と「予算」で選ぶと失敗しにくいです。
ソロツーリングや2人乗りがメインで、機能はシンプルで十分という方はS1が向いています。反対に、通信距離や音質も少しレベルアップさせたい初心者の方には、軽さと扱いやすさを兼ね備えたS2がバランスの良い選択肢です。
4人以上のグループで走ることが多いなら、大容量バッテリーとメッシュ通信の安定感を両立したFが候補になり、10人規模の大人数ツーリングや、音質・利便性まで妥協したくない方にはF1 Proが最も安心感のある一台です。軽さを最優先したいなら、最軽量クラスのZ1やS2も検討する価値があります。
なお、S2はF1やZ1より後に登場したモデルですが、性能面ではエントリー〜ミドルクラスの位置づけです。

型番の新しさだけで「上位モデル」と判断せず、ここまで見てきた各項目の数値をもとに、自分の使い方に合うモデルを選んでみてください。
よくある質問
-
QASMAXとSENA、結局どっちがいいですか?
-
Aどちらが優れているというより、重視するポイントによって向き不向きが分かれます。ASMAXはメッシュ通信の人数や音質の割に価格を抑えたモデルが多く、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。SENAは老舗ブランドとしての実績や対応機種の幅広さに強みがあるため、ブランドの信頼性や情報の豊富さを重視するなら比較検討してみる価値があります。
-
QASMAXインカムは他社製インカムと接続できますか?
-
Aユニバーサルペアリング機能を使うことで、SENAやB+COMなど他社製インカムと1対1で接続できます。ただし接続手順や動作の細かい注意点はモデルごとに異なるため、購入前に対応状況を確認しておくと安心です。
-
Q「ASMAX Mode」とは何ですか?もう使えますか?
-
AASMAX Modeは、メッシュ通信とスマートフォンのセルラーネットワークを自動で切り替え、通信の途絶を最小限に抑える次世代システムです。提供予定の機能とされており、記事執筆時点では実装状況が変わっている可能性があるため、購入前に公式サイトで最新の対応状況を確認することをおすすめします。












※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。リンクを経由して商品を購入された場合、当サイトに報酬が発生することがあります。
※本記事に記載しているAmazon商品情報(価格、在庫状況、割引、配送条件など)は、執筆時点のAmazon.co.jp上の情報に基づいています。
最新の価格・在庫・配送条件などの詳細は、Amazonの商品ページをご確認ください。